神様と戦争
読み手:チェス 台本:奏汰
神様と戦争
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音量とか滑舌とか難しかった…。
あと文字数多くしてもらったけどこれ普通にミスだわ。もっと短くてもいいわコレ(アホである)
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以下、台本です。
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『神様と戦争』
ジャンル : アクション
BGM : https://nana-music.com/sounds/053624a3
・題材・
不出来な神として人界に堕とされた何者にもなれなかったものが、戦争に負けて植民地に放り捨てられた。そこで年端も行かぬ少年少女に拾われ、生まれて初めての暖かさを与えてもらう。そして年月は過ぎ、ある日勝戦国の兵隊に徒になぶられる少年少女を目撃する。
駆け寄った時には既に少年少女は助かる見込みはなく、息絶えてはいないもののいつ死んでもおかしくない状態だった。
それまで感情的になることのなかった神もどきは叫び、嘆き、懇願するが、兵の銃により少年少女と共に蜂の巣にされてしまう。笑い、笑い、嗤う彼らに、ぬるりと立ち上がる神もどき。瞬く間におよそ人とは思えぬ死体に彼らを変えた死神は、単身で戦勝国に向かい、人間大の壮大な仇討ちにその身を投じる。
── 本編 ──
『……なァ、人間共よ。』
我は、問い掛ける。
『今、どんな気分だ?』
ただ淡々と。
情けなく震え、叫び、懇願する人間に、我は己の爪を突き立てる。
『……あァ?やめてくれ、だァ?』
突き立てた爪を軽く捻る。
頭を劈く悲鳴と共に、コロリと転がる丸いもの。
嗚呼……これが人間の目玉か。
何とも脆いものだな。
『貴様らは蜂の巣にするだけでは飽きたらん。神と人間の差を思い知らせてくれる。』
何が尊い命だ。
此奴らの命など、尊さの欠けらも無い。
最早言葉を話すことすら出来なくなった人間共に、剣のように鋭く伸びた爪を向ける。
嗚呼、我はなんと優しいのだろう。
鈍い音を立てて、向けた爪から勢いよく炎が噴き上がる。
勿論、逃げ出そうとする者もいた。
『逃がすわけがなかろう。』
爪を一振りして周囲に炎の檻を作る。
これで人間共は逃げられない。
さぁ人間共よ、神からの祝福だ。
『精々、鳴り止まぬ喝采に身を溶かせ。』
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