【声劇】　守り人

ヨルシカ　靴の花火

居場所を見つけた護人(もりびと)の話。 [設定] 大切な彼とちょっとした喧嘩で家を飛び出てきた女がいた。 そんな彼女はとあるジンクスを持つとされる森に迷い込む。それは、「この森を護る神様と出会えば『生涯健康でいられる』。同じ森で再会出来れば『なんでも願いを叶えてくれる』」というものだった。 ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆ 【台本】 おや、初めまして。こんな所に人が来るなんていつぶりだろう。僕？僕は…そうだね、ここの森を護っている者だ。 人間？いや、違うな。正しくは人間の出来損ない、だろうか。いや、気にしないでくれ。 ところで君はどうしてここに？…ふぅん、隣町から道に迷った、ねぇ…なるほど。余程暇だったと見える。はははっ！ごめんごめん。バカになんてしてないよ。 そんなに怪しまなくても、僕は君を取って食いやしないさ。言っただろ？僕はこの森の『守護』を任されている。「この子たち」とね。 ふふっ、まぁ「この子たち」もこの話も、信じるか信じないかは君次第だ。勝手にしてくれ。ほら、隣町への道はあっちだよ。 将来を誓った大事な人が君を待ってる。なんで分かるのかって？僕に隠そうだなんて100年早いよ。恋する乙女。ほぉら行った行った。…じゃあね。 暇になったらまたおいで。話し相手くらいには、なってやるよ。 ☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆ p.s.後日仲直りした彼女は、彼を連れて何度か同じ森に足を運んだが、『彼』と出会うことはなかったそうな…。 --------------------------------------------------- ご閲覧、拝聴ありがとうございます。素敵な音源お借りして、前回とは少し違っておませな『彼』のお話を続編として書かせていただきました。拙い台本ですが、コラボ大歓迎です。 セリフのアレンジ、一人称･性別変更も可です。 #コラバン #声劇 #コラシタ