【歌魔法を詠う】~プロローグ~
伴奏:ひいろ 様
【歌魔法を詠う】~プロローグ~
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~ 初めまして ~
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柔らかく吹く 、冷たい風 。
季節にしては暖かな日差し 。
冬晴れとはまさにこういう日をいうのか 。と思える程の良い天気 。
少し風が冷た過ぎる気もするが 、暖かい日差しがカバーしてくれる 。
寒過ぎず暑過ぎない 、最高の日だった 。
とある少女は 、木でできている大きな看板のようなものを見上げながら 、言葉を零す 。
??『わぁお…… 。』
少女が見上げる看板には【歌魔法🪄イベント掲示板】と書かれており 、その下には5種類のチームの名前 、そして新たに仲間に加わるという新メンバーの名前が沢山刻まれていた 。
本来 、この世界で新たな仲間として追加されるメンバーは〈 素質を持っている者 〉で〈 固い意思をもった者 〉のみしか許可されない 。
そんな都合よく新しい仲間が見つかる訳もなく 、追加メンバーが入らない年も勿論あった 。
ところが 、今年の追加メンバーは例年と比べものにならないほどの人数 。
何故こんなに見つかったのか 。
??『……やっぱり 、とりあえず持ってる子全員に声掛けちゃえ作戦はまずかったかなぁ…… ?』
苦笑しながら呟くこの少女_____案内人【蓮 香月】の適当な作戦がバチあたりしてしまったのだ 。
香月『こりゃ怒られるな…… 。』
??「へぇ 。貴方 、適当にやったのね ?」
香月『いや 、だって見つけるって大変なんだy…… え ?』
思わず愚痴をこぼす香月の傍に 、いつの間にか 、もう1人の大人びた少女…… ?がいた。
??「大変だったのよ ?大人数の確認 。」
黒い笑みを浮かべながら香月に詰め寄るのは、もう1人の案内人【灰野 三墨】だ 。
三墨「私に何の相談もなく決めるし 、考案者の貴方は仕事抜け出すし 。何処にいるかと探しに来てみれば 、自分の作戦に驚いてるし…… 。何してんのよ 。」
香月『いや !あの…… !!ハイ…… 大変申し訳ありません…… 。』
呆れたような顔を見せながら「まぁいいわ 。」と来た道を戻るように歩き始めた三墨 。『まってよ〜 !』と焦りながら追いかける香月 。すると 、こちらに向かって歩いてくる色とりどりな集団に出会った 。
各チームのリーダーと 、その仲間達だ 。
元気そうな男性が少女達を見つけると 、元気よく声をかけた。
元気そうな男性「お !香月と三墨じゃないか 。元気してるか !?」
香月『あ 、竜ちゃん !私も三墨ちゃんも元気だぞ〜 !』
三墨「こんにちは 、皆さん 。今日は心地よいお天気ですね 。」
元気そうな男性の隣にいた穏やかな女性が答えた。
穏やかな女性「こんにちは 、香月ちゃん 、三墨さん 。今日は暖かいわね〜…… !さっきなんか 、良い天気にテンションが上がった輝くんが葡萄ちゃんと追いかけっこ始めちゃって 。走り過ぎて 、2人ともバタンキューしてたわ 。」
三墨「あらあら…… 。輝さん 、葡萄くん 、大丈夫ですか ?」
輝 ?「もう大丈夫です…… !」
葡萄 ?「ぼ 、僕は駄目…… 。急に追いかけてくるんだもん…… 。疲れた…… 。」
大人しそうな少年と 、幼めな少年が答える 。
その後ろには 、落ち着いた様子の少女がいた 。
落ち着いた少女「体力ないくせに 。あんなに走り回らなくてもいいじゃない…… 。」
三墨「元気があることはとても良い事ですね 。……そうだ 。皆さん 、うちの事務所で紅茶でもいかがです ?新しいお仲間さん達の事で 、少しご報告したいことがありまして 。」
先程の2人の少年に雰囲気が似た 、大人びた2人の少年が答えた 。
輝似(?)の大人びた少年「三墨さんの紅茶ですか…… !それは楽しみです…… !」
葡萄似(?)の大人びた少年「ご報告って 、ここではいけないんですか ?」
三墨「えぇ 。少し長くなりそうなので 、ゆっくりしながらいかがでしょう ?ちなみに 、ご報告は私からではなく 、うちの香月からございます 。」
香月『えぇ !?』
三墨「当たり前でしょう 。貴方からしっかりと説明しなさい 。」
香月『そんなぁ…… !!お願いだよみす○もん!!』
三墨「誰 が み す ○ も ん で す っ て ?」
香月『ナンデモナイデス…… 。』
葡萄似(?)の大人びた少年「……じゃあ 、事務所行きましょうか 。」
香月『せめて笑って !?スルーは泣いちゃうよ紅ちゃん !!!』
色とりどりの集団に白と黒が混ざりながらも 、『事務所』へと歩き始めた 。
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ストーリー&大人数対戦型イベント
【 歌魔法を詠う 】
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