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出だしだけ
慊焉的な蒙昧さゆえ
眼が辷るような最終話が
回送列車の中、揺られている
鮮明な夢のような、損な感覚
心拍する掌上の中
貴女の首を、ただ絞めている
博奕な恋
思い出は重い手で終わらせなくちゃ
未だ 硝子の管で日々を繋いでいる
最低な言葉を贈るよ
「僕なんて、死ねば善かった。」
最近は屹度だけ、貴女を手繰るだけ
心臓も眼球も鼓膜も
貴女の身體に植えられたら
自嘲していた
「トピアリーみたい。」
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