依代
他人事
依代
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だれる心臓につたう背徳感
ぬるい体温が熱を奪った
背が焼けるような日々を透過して
精々しょうもないってしょうもないって
たれた頭を断ち切れるように
寄りかかったふりして謳った
息を吸うように誰でもいいんだ
ステイステイしょうがないってしょうがないって
うわ言で繋いだあの人の性に
価値など無いのなら後悔は無いでしょう
燻む貴方、空の依代
灰被った惰性の歌は燦然と
潜む影に酔いしれながら
寄り縋った生を喰らった
軋む脳は冴えないにしろ
書きなぐった
思いの丈が届かないのは
語るほど見苦しい
もう、たいしてつまんないわ
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