声劇台本___【又、夢へ堕ちる】

惚闇　周

#四ノ宮りゐオリジナル #声劇台本　#1人朗読 #朗読台本　#切ない 短めなので間を広くとるとやりやすいかと思います！ ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ 言の葉は少しずつ、日々に染められていく。 行灯(あんどん)に落ちた星の粒、幾年(いくねん)経(た)てど忘れぬ紅(べに)、静寂(しじま)に灯る月の雫。 そんな、懐かしい君の音(ね)を忘れられないまま、 僕はきっと明日も、今日の名残を探してる。 夏と共に、光達が乱れ咲いては虚空(こくう)に散る。 それが君を連れ去ってしまったようで、あの夏以来、僕は一度も君に会っていない。 好きだと告げたあの音(おと)が、淡く染まった頬の色が、少しずつ色褪せて、現世(うつしよ)に溶けていく。 胡蝶の夢だと言うのならそれでも構わなかった。君が記憶の中で笑ってくれていたから。 祈るように夢の中の君に口づけを落として、幽世(かくりよ)で睡(ねむ)る君を、僕はいつまでも待ち続ける。 いつかまた、その無邪気な笑顔を見せてくれる事を願いながら。 僕はまた夢へ堕ちる。 今も飲み込まないままの、心に偲ぶ暗がりを、 夢の残り香の甘ったるさを、 全部、夏のせいにして。 ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ お久しぶりです、惚闇周と申します。半年ぶりぐらいですかね…？ 今後とも低浮上ですが、よろしくお願いいたします(*'▽'*)