掛け合い台本『ナインの試験』
青年:〇〇 ナイン:〇〇 台本BGM:こだぬき
掛け合い台本『ナインの試験』
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「ん…?」
『他より20秒遅いお目覚めだな。毒物への耐性はほぼ無しか』
「…あんたは……あれ、ここ何処だ。確か昨日は先輩と飲んで帰って…えーと?」
『おや、一晩の恩を忘れたか?』
「こっちに全く記憶が無いのをいいことに…って、言いたいとこだけど、まさかホントになんかやらかした?」
『ははははっ、嘘だよ、すまないね。つい遊びたくなる。… 私は死なずのナイン、そう呼ばれている。今の問いへの返答はそれくらいでいいだろう』
「…なるほど? それでその胡散臭いナインさんが何の用?」
『おや、思ったより冷静だね、順応性プラス20点』
「そりゃどーも。何事にも動じないのが唯一取り柄なもんで」
『その意気だ。…君は我々が所属する組織によって、誘拐、されたんだよ』
「…どっからつっこめばいい?」
『まぁまぁ。君には文字通り試験を受けてもらう。生き残れたらいいな』
「試験って…なんのことだよ」
(獣の唸り声)
「…っ、まじかよッ?! まさかこんなのと戦えってか!?」
『動じないんじゃなかったのか? 武器は置いておくから、好きなものを選んでくれていい』
「くそ、こんなのサバゲーでもやった事ねぇよ!」
『さぁ、始めよう。君が新しいメンバーになってくれれば楽しめそうだ、精々よい結果を残してくれよ』
(銃声)
【END】
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