革命のダルカ【語り】2
DarkestoRy
革命のダルカ【語り】2
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《姿形[すがた]の違う者たちが、信頼[しん]じあうのは難しい。
ルドルフは複雑な【言葉】を秘めたまま、次々と悪魔を散らしていく。
だが、どうしても頭から離れない。
この奥で待っていた……あの王子の笑顔が。》
《ルドルフは葛藤した。
共に夢みた戦友か。
守ると誓った親友か。
一体どちらが、本当の自分なのだろう。》
《「……逃げてくれ!」》
《「我が名は”マリス”……悪魔の王子だ」》
《ひとり生き延びたマリスは、古びた洋館[やかた]に身を隠した。
「迎えに行く」と約束した、あの親友を待ち続けて……。》
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