『声劇』題:終焉の走馬灯『台本』
朗読者:
『声劇』題:終焉の走馬灯『台本』
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死に瀕した化け物は、薄れゆく始まりを淡々と語った……。
No.3
台詞
羨ましかったんだ。
誰かを愛することも、誰かに愛されることもできない僕は。
君たちが羨ましかったんだ。
壊すことでしか、感情を満たせない。
寂しくて、殺した。
ぬくもりが欲しくて、殺した。
嬲って、裂いて、潰して、抉って
何度やっても、この虚しさが埋まることはなかった。
辞めたいと思った。
殺したくないとも思った。
でも、満たされない心は乾き切っていて。
気づいたら、僕は血溜まりにいる。
赤い。あまりにも赤い、そんな血溜まりにポツンと僕は、立っているんだ。
夢なのか、現実なのか。
時々わからなくなって、どうでも良くなる。
誰でもいいから、僕を抱きしめてほしい。
そう何度も願って、何度も殺した。
腕の中で冷たくなっていく、大切な人を見つめながら僕は、笑いながら泣くんだ。
そうして僕は、———狂っていったんだ。
#声劇 #台本 #声劇台本 #じゃろんの台本
Comment
15commnets
- Ⓝⓐⓣⓢⓤ❅お借りしました!
- まぐたとても素敵な台本、お借りしました
- 二十番T@ハタバンお借りしました_:(´ཀ`」 ∠):
- じゃろん@台本を書くよ
- 木内悠@息抜きご連絡遅くなりましたがお借り致しました
- ジンバ_ジンバオリお借り致しました
- 炙り麺太子お借りさせて頂きました。
- 蓮お借りしました。
- ぴよこ🐥素敵な台本をお借りしました🐥
- じゃろん@台本を書くよ
- 気分屋めったん(°ε。*)@休止中雰囲気出せているかわかりませんが読ませていただきました。
- じゃろん@台本を書くよ
- じゃろん@台本を書くよ
- みほ 多忙お借りしました!
- 秋仁@低浮上今回もお借りしました 素敵な台本ありがとうございます✨