蝶々結びで締めた思い出を
そっと遠くについて開いたら
果汁100パーセントの鮮度で蘇った 昔の私
夢が夢のままで終わらないように目覚まし時計をかけていた
何時何時明日が来たっていいようにポケットから手をだしていた
耳元で戯言を囁く小悪魔なんかは怖くは無かった 知らなかった
「相変わらず同族嫌悪と妄想してんの?」って見透かし帝王
「叶う叶う」と自称暖かい都会から見下す気分はどうだい
本音なんて置いておいて余計なお世話だって蹴って時間が経って這って
いつしか本当のところ本物の心なんてものは無くなっていた 浅はかだ
本命なんて放っておいでよって腑抜けた声で誘って間抜けに反省、懺悔
左右前後運動の多少面倒臭い過剰な愛としか思えない頭が仇になった
雑踏の中に埋もれたままシャットアウトしてやっと目を閉じた
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