初雪
朗読 のん☘️/台本 サンケー
初雪
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幼い頃 雪が降ると
教室の窓に張り付いて
雪を見つめる君がいた
嬉しそうな その姿に 惹かれ
僕は 恋をした
年月が経っても
雪を見ると 嬉しそうに 笑う君
大学まで 一緒だった 僕らの
距離感は 友達よりも近いのに
その先には 踏み込めない壁がある
今年も 初雪が降った
触れれば消えてしまう 淡い初雪は
とても繊細で 冷たいのに
二人を幸せな気持ちにしてくれる
いつまでも
言えない好きを抱え
苦しいのに
それ以上に
幸せな時間を 噛み締めて
君と笑い合った
やがて
君は別の誰かと恋に落ち
苗字が変わった
わかってはいたけど
もう君と
二人で 歩く事もない
語り合う事もない
この恋はもう終わり
終わったはずなのに
初雪を見る度 君を また思い出す
Comment
6commnets
- のん@声劇
- おこげ聞けば聞くほど悲しくなりますね(´;ω;`) でも、素晴らしいです!! こう言った台本聞くのはとても好きです(*´﹃`*)
- のん@声劇
- のん@声劇
- shu胸が苦しくなりますね(´;ω;`)
- おこげすごく切ないですね(´;ω;`)