いつかの約束 (フリー台本,声劇)

読み手:

#声劇 #声劇台本 #ひとり声劇 #ひとり声劇台本 #拍手返します #コメント返します 男女問わず、自分が読みやすいように読んでください 変更、アレンジなんでもOKです 読み手:のところには、 コラボ主様の名前を入れてお使いください 素敵なBGMに、拍手orコメントをお願いします。 －－－－－－－－ ｢僕ね、大きくなったら立派な戦士になるんだ！｣ 小さいながらに俺は自信満々に宣言をした。 そんな俺を見た樹(イツキ)は、声を上げて笑った。 ｢アッハハ...！！よぉ言えたな、夢叶(トワ)ちゃん。｣ ｢な、なんで笑うんだよ！｣ ヒィヒィとお腹を抱えて笑う樹(イツキ)に、 気づけば俺も釣られて笑っていた。 ｢よし、決めた。お前が立派な戦士になったら、瀧(タツ)の次にその姿を見せに来い。｣ ｢え？いいの？｣ ｢おぅ！勿論だ。これは俺と夢叶(トワ)ちゃんだけの約束、な？｣ ｢うん！約束だよ！！｣ 俺達は、指切りげんまんをした。 それから数年後、約束をした樹は、 俺達の住む町からいなくなってしまった。 そして、風の噂で聞く悲報。 ｢約束、したじゃんか。ねぇ、なんで。｣ ポロポロ涙を流す。 抱きしめた一本の剣(ツルギ)に こびりつく紅い血。 樹は、死んだ。 俺が戦士になって直ぐに。 古びた倉庫に響く俺の声は、樹に届いているだろうか。 ＿＿＿＿＿俺は立派な戦士になったよ。 －－－－－－－ (セリフはここまでです。) 下記は、設定。 瀧(タツ)・・・夢叶から｢兄さん｣と呼ばれる。師匠から受け継いだ剣を持ち、弟と共に地球を守る戦士だった。 夢叶(トワ)・・・瀧から受け継ぐ意思を持ち、1人で世界を救った戦士。今では指で数え切れるほどの弟子を持つ師匠になっている。 樹(イツキ)・・・瀧の腐れ縁。瀧が訓練をしている間、夢叶の子守りをしていた事があり夢叶とは仲良し。しかし、ある事情を境に彼らの前から姿を消してしまう。