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【はじめに】
塚田さん:テレビの番組制作や公共放送の経営に携わって41年間、NHKで仕事されてきた
そのうち30年は制作ディレクター。学んだことは“事実にこだわり、真実を伝えること”。出発点は“真実につながる事実をどう見つけるか”
事実に基づいて、多様な意見に耳を傾け、みんなで議論し、判断することがいまの時代、特に重要なことである。
【フェイクニュース】
フェイクニュースとは「事実でない、にせのニュース」のことである。「ニュース」に「にせもの」があるのだろうか。
実際にフェイクニュースがきっかけで起きた事件や、世論操作があった。なぜ“本当の事実”を知らなければならないか。それはすべては、事実、本当の情報からはじまるからだ。
【事実をどう集め、伝えるか-塚田さんがテレビで目指したこと-】
「知らない土地で、なんでもみてやろう」という好奇心から番組ディレクターを目指す。
初の番組制作で「放送は、何よりも事実の確認から始まる」ということを徹底的に教えこまれる。
初の災害報道現場現場と被害の全貌を伝えようとすることの難しさを学ぶ。
病と戦う若者グループのラストライブ、「徳島ラジオ商殺し」冤罪事件などの取材を経た4年間。当時徳島県内にあったすべての市町村で番組を作ることが出来た。
【それはわずか 数行の情報から始まった-緊急報道の舞台裏-】
緊急報道のすべては、わずか数行の情報から始まる。
・日航ジャンボ機墜落事故
・阪神・淡路大震災
・新潟県中越地震
・東日本大震災
毎回「新たな顔」でやってくる災害に対して、「想定外に備える」という心構えと準備が、日頃から何よりも大事なことである。
【テレビとネット、どう見られているか】
若者の「1番目に欠かせないメディア」がテレビからインターネットとなり、新聞などのマスメディアへの接触が落ちてきている。このことに関してスマホの利用状況は大きく影響している。
・メディアの情報信頼度
・メディアと世論調査に対する信頼
・各メディアの印象
のアンケート結果と、アメリカでの結果をもとに、日本のメディアにいま強くものめられていることは何かを考える。
✎【インターネット情報はどう生み出されているか】
ニュースとネット情報に関する歴史
「プラットフォーム」企業の出現、ブログを活用したニュースの発信、それによるマスメディアに対する批判の高まりや事実確認が行われていない「ニュース」の出現による「ニュース」という概念が変化している。
ネットニュースは誰に責任があるのか。責任の所在が明確なマスメディアはいつも情報に誤りはないのか。
インターネットで情報に触れる時はそれぞれの特性や注意点を生かし、読みといていく必要がある。同時に、自分が発信者となる場合は、倫理観をもって行うことが大切である。
ネットビジネスに関して
情報を読み解く上では
・情報の内容より収益重視という姿勢
・執筆ライターは専門性があるとは限らない
・記事の責任があいまいにされている
といった問題が起こりやすいこと、その実情を知っておくに越したことはない。
ネットいじめ、炎上
ネット炎上、いじめは年々深刻化してきており、双方の問題は関連して考えることができる。
どちらも一部の人間によるものが大勢によって行われているように見えることで起こる。
インターネットだからできる強みをユーザー1人1人が求められている
【テレビだからできること-大きな時代の変わり目に-】
ソ連崩壊からロシアへの激動の2年間を、番組制作を通して見つめる。「マスメディアだからできること」の意味を実感した2年間
昭和から平成へと変わる時代の節目を報道、中継を通して辿る
こちらは「テレビだからできること」
「平成」から「次の時代へ」、放送はさらなるハイビジョンに向けて、新たな取り組みが進められている。
【多様な意見をどう生かすか】
13年あまり政治番組を担当することになった塚田さん
その経験談を追いながら「公平・公正」であるとはどういうことか、そうであろうと努力することの大切さを語る
これからのテレビとインターネットはどう進んでいくのか
【ネット時代、ニュースやネットをどう読み解くか】
これからのテレビ
キーワードの1つは“テレビ×ソーシャルメディア”。両方の特性を生かしていくこと
もう1つは“なにか新しいことへの挑戦”する心構えを常に持つこと
これからのネット
フェイクニュースにはどう対策していくか、ネット特有の拡散力の強さとどう付き合っていけばいいのかを考える
✎ニュース、情報を読み解く3ヶ条
・情報源は何かを確認する
・必ず複数の項目をチェックし、自分と違う考え方を聞く
・自分のスケール(尺度)をつくる
【おわりに】
いま特に求められているのは、インターネット上に溢れる情報のなかから事実を選びとり、読みといていく力である。そしてその情報をもとにこれからの進むべき道を自分で考えていくことが大切だ。
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