朗読台本「眠る」

あなたのお名前

＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊ 眠っている。 ただ静かに、沈むように、眠っている。 心臓から、指先のすみずみまで、 夢も見ずに眠っている。 優しくて、重たくて、からっぽで、 暗くて、あおくて、眩しい。 りんかくがとけて、にじんでいく。きえていく。 世界と、つながっていく。広く広く、つながっていく わたしはただ、眠っている。 その心に抱えた何かを、守るようにして、眠っている もう、名前を失ったもの。 意味を失ったもの。 必要とされないもの。 でも、確かに、ここにある。 眠っている。 誰かの声を待ちながら。 わたしは、ただ、眠っている。 ＊・＊・＊・＊・＊・＊・＊ こんばんは。 さとざき幸と申します。 幸せと書いて、ゆき、と読みます 台本について。 BGMは、みわたか様の｢その色は美しく、孤独だった。｣をお借りしました。久しぶりに心ゆくまで、みわたか様のサウンドを聞きました。清らかな泉のようなピアノ。 ずっとずっと、大好きです。素敵な音色をありがとうございます！ 文章量は少なめですが、た〜っぷり間を取って読むとちょうどいいと思います。 台本は自由にお読みください。アドリブ、アレンジ、大歓迎です。コラボの際、拍手やコメント頂けるとわたしが喜びます。ハッシュタグは、幸台本のタグ意外は外して頂いても構いません。 質問等なにかあれば、コミュニティか、Twitterの方までお声掛けください。 #幸台本