2020/12/10
燃えるような紅い体に
私は100億の孤独を見た
自由求めはばたく姿は
こんなにも窮屈に見えるのか
「愛する人よ永遠なれ」
と旅立つ貴方の手は塵と消え
空を泳ぐ思考の中で時間は
天命(いのち)を侵して行く
北の岬では“其れ”を信じて死を流したと云う
西の塚では“其れ”を求めて血を穢したと云う
幸せは此処にあるのですか?
夢の中に居る様な
貴方が求めた其の景色は
ただ徒に恋しくて
酷く疵を負って居る様で
治む気配は無い様だ
肺の虫が自我を喰う前に
そっと伝えられたならば
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