【42】ねんねんね山の
科乃(しなの)
【42】ねんねんね山の
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長野県下高井郡野沢温泉村。町田等採譜。柳原書店『日本わらべ歌全集13』より。五音構成【レミソラシ】譜面キー【Em】ライブ配信で妙な度胸が付いてしまったのか夜中に一発録り。そもそも出来不出来を気にするレベルじゃなかった。(笑)
■歌詞
ねんねんね山の米屋町
米屋の横丁通るとき
ちゅうちゅうねずみが鳴いていた
なんの用かと聞いたらば
大黒さまのお使いに
ねんねした子のお使いに
坊やも早くねんねしな
大黒さまへ参ります
■類歌
ねんねんころころ ころころよ
おころり小山の雉子(きじ)の子は
泣くとお鷹にとられます
だまってねんねん ねんねしな
譜面記載の全集13には以下の文があります。「美しい旋律のくりかえしで、自然と眠りに誘い込むような子守歌である。宝暦・明和のころからうたわれていたもので、信州を代表する子守歌の秀作のひとつである」(p178)宝暦:1751-1764年。明和:1764-1772年
有名な五木の子守唄(熊本)竹田の子守唄(京都)などは、原曲(多数)も美しい旋律ですが、巷間流布した旋律はポピュラーソングとして加工されています。守り子唄の純粋な美しさは、むしろこういう曲にあると個人的には思っています。大黒さまと使いのネズミなど一見平凡な歌詞ですが、曲全体で優しく幻想的な世界を創っていて、筆者も文句なしに子守唄の秀作だと思います──というか、好んでよく口ずさんでしまう一曲、というのが素直な感想かな。
■科乃(しなの)
【03】参照。更科(さらしな)日記の科(しな)の字を使いたくて改名というか、こっそり漢字表記変えてます。
■歌唱コード
(Am)ねんねんねやまの
(Em)こめやま(C)ち
(C)こめやの(Am)よこちょう
(Em)とおると(Am)き
Comment
2commnets
- 冬濤
- momi改名もアリなんですね笑笑 そもそも配信できる時点で度胸ありますよ〜! アガリ症のわたしには出来ない💦