【声劇台本】正しい選択
演者様 台本 くろかぐら 伴奏 とぅちゃん様
【声劇台本】正しい選択
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3作目
本当にbgmに助けられている…
ありがとうございますm(_ _)m
【軽い設定】
ある一人の男は
腕の立つ医師として有名であった
妻子もおり、順風満帆な生活を手にしていたが…
ある日、玉突き事故が発生したとの連絡が入り、
多くの患者が運び込まれた。
その中に…男の息子の姿があった
~台詞~
目の前で、大きな傷を負いながらも
笑顔を見せていた息子と、
辺りに大勢いた重傷者たち。
充満する血の匂い。響く阿鼻叫喚。
まさに地獄絵図だった。
妻は言った。今すぐにでも息子を診てくれと。
だが、目の前の息子と、すぐ近くにいた子供たちの泣いている様子を見て…
どちらの命が危ないのか、私にはわかっていた
……結果、私は「医師として」正しい選択をし、
多くの人を救った英雄として称えられた
かわりに、大切な息子を…助けられなかった
どうして、どうしてと、何度も責められた
妻も心のどこかでは分かっていながらも
やはりこの現実は重すぎたのだろう
私はその怒りを受け入れるしかなかった
私は、間違っていたのだろうか。
「父として」動いていたなら、と頭をよぎる
その度に、命を救うために磨いたこの腕を恨み
この人生に疑問を抱いている
それでも、患者は待っている。
命の時計は、いつでも進んでいるのだから。
だから私も進まなければ
「医師として」
#声劇台本 #声劇
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