声劇『アルビノと魔導士』出逢編

ノイル:〇〇 デルシェ:〇〇 台本:こだぬき

『この時、僕は名を与えられた』 ------- ✔当台本の投稿ページへの拍手及びご報告は、強制ではありません ✔FF外関係なくご使用いただければと思います ✔台本･設定のコピーペーストはしていただいて大丈夫です。 密かにシークレットから出させていただきます 相変わらず 返信には、時間がかかっております、本当に申し訳ございません… この台本に需要があるかは、謎ですが… ---------------- World: 世界は繁栄を求めた。 ヒトは自由を求めた。 支配されることの無い世界を誰もが望んだ。 果てにヒトは、ヒトでは無いモノを作り出すことに成功し、 永久の平和を得た。 その影で、幾百もの犠牲があることも知らずに ◻:ノイル 人間に使役されるために作られた、半獣人。 白髪赤眼、右耳に識別タグがつけられている 研究施設から脱走した際、怪我を負う ◼:デルシェ 研究に明け暮れる魔導士。 眼鏡の奥は常に冷徹にみえる -------- SE：足音 ◼世界は繁栄を求めた。 世界は平和を求めた。 末にヒトは人ならざるものを生み出し、 ヒトの世は幸福に包まれた。 その影に犠牲があることから 目を逸らして 無音 ◻世界が軋(きし)んで傾いていく。 BGMスタート ◼『小僧 そこで何をしている』 ◻『うる、さい。放っておいてよ』 ◼白髪赤眼の小僧は言った。 自分はここで朽ちるのを待っているのだと ◻『僕らは命を与えられた偽造品だ。 お前らみたいに長く生きることは望めない』 ◼『名はなんと言う』 ◻『そんなもの無いよ。もうあっち行け。 …、最期くらい好きにさせてくれよ』 ◼『…そうか』 ◻薄汚れた世界がこれで見納めなのかと思うと、 なんだかスッとした。これで、終わる ◼『我が名はデルシェ･カイン』 ◻『な、…何 してるんだよ？』 ◼『俺の前で死ぬことは許さん。 生きると約束しろ』 ◻『滅茶苦茶だな。 承諾(しょうだく)無しで契約するつもりかよ。 …もういい、どうせ無理だし好きにすれば』 ◼『我は汝の主(しゅ)と成り、 之(これ)よりその血肉は我と共に在(あ)り。 理(ことわり)の導(しるべ)に従い名を授けん』 (被せ気味に) ◻『短縮詠唱？ …そんなこと、ただの人間に出来るはず…』 ◼『汝の名は、ノイル』 ◻『…な、傷が、塞がって…』 ◼『契約解除は出来るようにしておく。 俺は、疲れた……』 ◻『あんた、何者なの。なんで僕なんかの為に。 僕は…生きてて、いいの？』 ◼『…お前は物じゃない。自分で考える頭があるだろう』 ◻『おい。あんた…！ ……寝てる…のか？』 ◻これが後に世を騒がせることになるデルシェとの出会い。 そしてこの時 僕は、こいつの弟子になると決めたんだ 　 【end】 #拍手返す #拍手返します #台本 #声劇 #台詞 #朗読 #2人声劇 #2人声劇 #声劇台本 #台詞 #掛け合い #こだぬき BGM: DOVA-SHINDROMEより、 shimtone様