【声劇】魔法の鏡【専コラ用】
「」(コラボ者様)×『』(京極🌙.*·̩͙納涼)
【声劇】魔法の鏡【専コラ用】
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昔々、
幼い少女がひとり
小さな部屋で外を眺めておりました。
窓を開けると冷たい空気で白い指先を赤らみ
きらきらと舞い落ちる雪を
少女はにこにことみつめます
黄金色の額縁
大きな鏡面へ駆け寄ると
鏡の中には
まだあどけない
それはそれは整った顔立ちをした
可愛らしい少女が立っておりました
「ねぇ!カガミよカガミ
いちばんキレイなのはだーれ」
『シャルロット様
貴女が一番お綺麗ですよ』
「ふふふ!わたし
アナタとお友だちになれて
とってもとーってもうれしいの」
『物好きなお方だ』
「大好きだもの!ねぇ
アナタもわたしが好き?」
『まるで白い花のような美しさ
私も貴女が好きですよ』
「えへへ、わたしもだいすきよ」
少女の名は"シャルロット"
シャルロットは魔力に満ち溢れた国で
暖かな家庭に生まれ、すくすくと育ちました。
そして
シャルロットの楽しみは
" 魔法の鏡 " と話すこと
...これは
よく知られた童話の
誰も知らない ひとりの少女の物語
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