月のワルツ
Puttyel-パティエル-
月のワルツ
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🎗洋菓子コンテスト
🍫チョコペア⭐
パティシエ ふーら
https://nana-music.com/users/7586216
チョコの隣人 彩の助
https://nana-music.com/users/464856
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sweets
『月夜の仮面舞踏会(マスカレード)』
甘さ控えめ、しっとり固めのスポンジと酸味の効いた葡萄ジャムが層になったケーキ。それを赤ワインのホワイトチョコレートで包み、飴細工の月とビターチョコレートの星で飾る。仕上げに砕いた胡桃をてっぺんにちょっぴり、お皿にはチョコペンで描いた木の葉。それと、これまたホワイトチョコレートで作られた小さなウサギの使用人。
「ようこそ、月夜の仮面舞踏会へ」
恭しくお辞儀をする彼の声とワルツの旋律が聞こえたら、もう貴方は秋の森の中。
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lyric
こんなに月が 蒼い夜は
不思議なことが 起きるよ
どこか深い 森の中で
さまようわたし
タキシード姿の うさぎが来て
ワインはいかが?と テーブルへ
真っ赤なキノコの 傘の下で
踊りが 始まる
貴方は何処にいるの? 時間の国の迷子
帰り道が 解らないの
待って 待っているのに
眠れぬ この魂は
貴方を探し 森の中
「月の宮殿(チャンドラ マハル)」の王子さまが
跪いて ワルツに誘う
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story
「秋の植物か〜。そういやこないだの研修は色んな意味で大変だったんだぞ…」
コンテストのテーマを読み上げつつやれやれといった風に溜息を吐いたチョコちゃんの横で、私もコテージでの出来事を回想しては思わず苦笑する。
「気付いたら囲まれてたもんね、動物達に。でも楽しかったじゃない」
「…まあ、悪くはなかったけど」
「でしょ?良いよねああいうの…1度は憧れるよ、お城の晩餐会とか、舞踏会とかさ」
あの日のお客は確か、リスの兄弟に家族連れのおさる(それも尋常ではない頭数の)、それから1匹の白うさぎ。材料を少しだけ分けてやったら皆それはそれは喜んで、飛んだり跳ねたり回ったり… そう、それこそダンスパーティーのようだった。
「…ねえ、チョコちゃん。コンテストのことだけどさ。私いい事思い付いちゃった」
数週間前のように、お昼の木漏れ日に照らされてはしゃぐのも良いけれど、今度はしっとり月灯りの下でワルツでも踊ってみるのはどうだろう。
可愛いお姫様をダンスに誘う王子様の真似をして、そっとチョコちゃんに手を差し出してみたら、物凄く不思議そうな顔をしながらも人差し指をとってくれた。
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📝審査員コメント📝
★★★★☆
『ふむ……素晴らしい。
スイーツから食器に至るまで細やかなデザインが客の心を踊らせる。
飴細工の月とホワイトチョコレートのうさぎか。
これから月夜の下でダンスでも踊るつもりか?
まるで舞踏会への招待状のようだな。
ぜひ招かれたいものだな。
こういうのは俺の好みに合わないが、これは気に入った。
今後に期待して★4を付けさせてもらう。』by.syou
(※この審査は、音の流れ、曲の雰囲気、キャラの好みで行っておりますが八割がキャラの好みを占めています。
なので、星の数が少ないからといってサウンドのクオリティが低い訳ではありません。悪しからず)
#Puttyel
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