迷える羊（伴奏）

米津玄師

straysheep のタイトル曲 ギター入れたかったけどいい感じに仕上がったので ギター入れるのやめました 100%打ち込み（GarageBand）です 【もーやんのロック論】 ---音楽のジャンル分けについて--- 結論を言えば正解はないと思っています ただ、初心者にとっては避けられない難問ではあると思います ジャンルには階層があって まずポップス、ロック、ブルース、ジャズ、などの大ジャンルがあって その下に多くのサブジャンルがある構造になっているようです ミュージシャン、ライターの発言や 雑誌、ネットの記事をんでいると 大ジャンルとサブジャンルの言葉の格は 別物として扱われているのをよく見かけます というか、僕は聞いたり読んだりするときに ある程度自分の定義づけを頭の片隅に置いています 大ジャンルは主にジャンル つまりカテゴライズするための「枠」として扱かい サブジャンルは主に形容詞として扱う 大ジャンルも形容詞になりうるし サブジャンルも「枠」になりうるのですが 全てを「枠」として理解しようとすると混乱します よくある質問 1.ハードロックとヘビメタの境目ってどこなん？ 2.perfumeってテクノなん？ 1の質問について まず、ハードロックもヘビメタもロックなのは明らか 大ジャンルはロックで確定 ところがハードロックとヘビメタの境目となると 誰にもわからない、というか存在しない 少なくとも僕はそう思います だから、サブジャンルは形容詞としてざっくりと理解するようにしましょう きっちりジャンル分けしようとすると何を発言しても 知ったかぶりに聞こえたり そのジャンルしか聴いてない人だと思われるので やめておいた方がいいです 音楽関連の記事や話題をしなやかに理解するためにも ジャンル分けにガチガチの正解があると思わないようにしましょう 2の質問について 歌い手の容姿とパフォーマンスが素晴らしい 歌謡曲調のテクノだと思います ほんで「迷える羊」は MASSIVE ATTACKやBjörk のような エレクトロニカ＋インダストリアルロック風ですかね？ こういうゴリゴリ路線ではないのは 結局カテゴライズできないというのが正直なところ インダストリアルロックというとミニストリーやマリリンマンソンのイメージになってしまう人もいたりして 勘違いの恐れもあるから 安易に使えない用語ではあるけど ナインインチネイルズのオシャレよりの曲なら近いのもあるし… そもそもMASSIVE ATTACKとBjörk はインダストリアルロックとしてカテゴライズされてるわけではないし… そもそもジャンルとは、ある種の特徴を持った音楽が 大きく広がったタイミングで 誰かが便利だからそう呼んだ結果のものだし あるジャンルにかっちり当てはまるのは そのジャンルの先駆者だけだと思っていいと思います 例えば、 レッドツェッペリンはハードロック アイアンメイデンはヘヴィメタル モトリークルーはLAメタル メタリカはスラッシュメタル ニルヴァーナはグランジ マイブラッディヴァレンタインはシューゲイザー この辺は正解がはっきりしてるというか これらのバンドが世に出たときにはまだそのサブジャンルが 言葉として存在してない状態で 後からサブジャンル名が発明されたパターンで バンド名＝サブジャンル名が成立します だからそのサブジャンルのど真ん中にいるアーティストは 逆に自分たちはこのサブジャンルをやるぞ というこだわりがない場合が多い ジャンルの問題は突き詰めると矛盾点にブチ当たりまくるので 知ったかぶりの頭悪い人と思われないために あたりさわりなくかわしていきましょう 詳しくは👇の動画を参考に https://youtu.be/VIvuc3vLDdk 米津玄師も当然のように聴いているであろう この手の楽曲の動画を👇にリンクておきます Björk 「army of me 」👇 https://youtu.be/jPeheoBa2_Y NINE INCH NAILS 「Head Like A Hole」👇 https://youtu.be/ao-Sahfy7Hg こんなとっつきにくい雰囲気の曲を アルバムタイトル曲にする米津玄師の勇気が素晴らしい 歌詞 ねえ　生まれてきた日を　思い出せるかい シナリオの　最初の台詞を 舞台は巡り　演劇は続く 楽屋には　サンタマリアがいない 最初で最後の歌を　上手く歌えないのに 監督たちは　沈黙を守る 脚本の終わりは　書きあがっていない 祈る様に　僕は口を開いた 「千年後の未来には　僕らは生きていない 友達よいつの日も　愛してるよ　きっと」 誰かが待っている　僕らの物語を ---------すきなところ--------- 「友達よいつの日も愛してるよきっと」 「きっと」で締め括っているところが好きです ここで「ずっと」とか100%を匂わせる言葉を選ばずに あえてそうありたいという願望をほのめかせる言葉を選んでいるところに 作詞の丁寧さを感じます さらに次の行で 「誰かが」と、少なくとも0%にはなり得ない表現にしてることもあって 聴き手に解釈の幅を与えているところが好きです #米津玄師　#straysheep #迷える羊　#伴奏　#米津くん祭り2020秋