【声劇】④名探偵と失われた音色
てんプロ
【声劇】④名探偵と失われた音色
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ピ)犯人はあなたです。
ケ)な、なんだってー
あ)わ、わたし?!
一番何もしてへんやん!
ピ)帽子落ちてたんですよね。
て)そうだよ。
ピ)つまり海が見え窓が開き、その風で落ちていた。
他の乗客から海が見えても汽笛は聴こえなかったと聞きました。
機関士さんいわく、同時のはずなのに。
ピ)噂では、盗むときは周囲の音全て、宝石に変えるらしいですね。
つまりオルゴールの音色を宝石にした時、タイミング悪く汽笛も鳴った。
大きな音は大きな宝石になったんじゃないですか?
そんなものは持っていられないので、外へ出て手元から離し、汽笛の音に戻した。
だからだいぶ後になって、汽笛が聴こえた。
あ)窓からだって捨てられるやん!
ピ)そんな事したら当然見つかるでしょう。
そして彼は宝石を手元に持っていない、貴女と違って。
その指にはめているエメラルドの指輪、貸していただけませんか。
あ)は、はい。
ピ)どうも。オルゴール開けてみてください。
ケ)はいー。
(宝石が溶けてシュンとオルゴールへ溶けていき、音色が流れる)
ピ)たっぷりと反省してもらおう。
あ)いや、なんか知らんけど怪盗やってんもん。
れ)お話は駅員室で。
ケ)これでおわりか。
なんかスゲー、ピプ氏。
今回の夢は、昨晩より配役がちゃんと決まってたなぁ。
次の夢も楽しみだ。
(ピップ探偵の懐中時計が鳴る)
ピ)ちょうど次の仕事の時間だ。
(ガチャンと目覚ましを止める⏰)
ピ)あれ、夢かぁ。
まだ眠いな~二度寝しよ
Ending
Back Part3
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