低くて出ない
ヒラリヒラリ、舞い遊ぶ鳳仙花(ほうせんか)
今、マントラと呵責(かしゃく)に眩む太陽
ユラリユラリ、帰依(きえ)、乱舞の沈丁花(じんちょうげ)
貴女の「本当」すら、花曇りて密かに
いっそもうサヨナラさえ消えるなら
冷えた指に絡まる黄金の火種
揺蕩(たゆた)う星に囁(ささやく)、凍えた声で、彼(か)の王は一人
いっそもう阻遏(そあつ)に耐え忍ぶなら
倦(あぐ)む惰性(だせい)を絶てよ王国の復活
揺蕩(たゆた)う星に微睡(まどろむ)、掠れた声で、巡るサンサーラ
勘繰り合うの 懊悩(おうのう)の脳
英知の結晶 紅楼(こうろう)の龍(ろん)
怜悧(れいり)な胎動 灯篭の蝋
涙、枯れる、前に
ヒラリヒラリ、舞い遊ぶ鳳仙花
今、境界と地底のパラレリズム
ユラリユラリ、帰依(きえ)、乱舞の沈丁花(じんちょうげ)
曼荼羅華(まんだらけ)と誓いのダンスフロア
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