04*[おはよう、僕の歌姫/傘村トータ様]
4 こ め の、歌 。
ち ょ っ と 喋 っ て み た 。
☏☏☏☏☏
「僕」の住む世界は可笑しくなってしまっていて、地球は回らず永遠に夜のまま。
それでも「僕」だけが正常な思考を保ってるんだ。大切な人である「リリィ」の歌声だけが彼を支えてる。おかしな話だよね。
でも、それもそろそろ危うくって、彼…僕は自分が可笑しくなりかけていることに薄々気づいているんだ。壊れかけの彼は、「リリィ」を檻に閉じ込めて、自分のためだけに無理やり歌わせている。
優しい「リリィ」はそんな「僕」の狂った愛情のような何かを甘んじて受け入れてる。
と「僕」は完全に思い込んでいる。
檻にいるのは「僕」なんだ。
「リリィ」は彼の好きな歌を、僕の正気を少しでも保つため檻の外から歌い続けてる。
「明けない夜はない」っていうのはね、普通であった頃の僕以前リリィに教えてもらった言葉なんだ。
次第に彼女のよく知る彼ではなくなっていくけど
リリィは本当の僕を忘れてまいとしている。
だから────。
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