【1人声劇台本】蠱毒の壺 ーはじまりー

台本:みくま BGM:ダンボール 語り部:

《本当に怖いのは…これを気まぐれに作り出した人間でしょうね…》 突然だが、皆さんは蠱毒（こどく）の壺（つぼ）というものをご存知だろうか。 大昔から伝わる動物を使った呪術…陰陽道（おんみょうどう）が深く関わっていると言われてますが …まぁ、何をするかというと、蛇とか蛙（かえる）とか蠍（さそり）とか約百匹の虫を壺の中に閉じ込め、共食いさせ… 最後まで生き残った虫を最強とし神霊（しんれい）とし祀（まつ）るというものです。 そしてその虫を使い、時には富を得たり、毒で邪魔者を排除したりと色々してきたと記録には残っています。 20XX年、人類は深刻な少子高齢化などに悩んでいました。 そして目をつけたのが虫の繁殖能力。 科学が進歩したこの現代ではデザインベイビーは当たり前。 そのデザインベイビーの技術を応用し、遺伝子操作で虫の個性を組み込めないかという実験がおよそ百人になされました。 実験は順調だった…ある時までは… だがそれを軍事に役立てよう…そんな声が上がり始めたことにより歯車は狂いだした。 ここから先はとても見れたものでは無い…でも知りたいのなら…この先の物語へ。 #傍観者 #客観的 #蠱毒の壺シリーズ #台本 #みくまの台本