CM風声劇「とある文学少年の一説」
台本:九重なゆ 文学少年:ヂチル コダマ:【】
CM風声劇「とある文学少年の一説」
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声劇の方へ向けたコラボ
https://nana-music.com/playlists/3451879
今回は
とある文学少年の一説
かなり前に投稿してた台本で今はやる人が少なそう。
とてもいいお話なんです。
自分でやってるのもあります。
↓
https://nana-music.com/sounds/05ae7be9
特徴をまとめてみたのでご自由に見て下さい
※かなり早口なので読み込んでから読むのをオススメします。
後日談あり‥
ファンタジーをリアルに考えてあくまで想像ですが‥。
台本からわかることといえば
妖精と少年はとても仲がいいこと
※少年は人気小説家で一人で小説を書いていたこと
学校ではその事が原因で友達に不登校をばかされたり、ボッチにされ、引きこもるようになったこと。
ある日妖精が現れて話をするようになった事。
本の妖精なのかそこに住む妖精なのか
妖精は賢くからかい上手で少年は賢く見せようとしていつも妖精にコバカにされてるそんな気ままなイメージ。
しかし妖精もいつかは消える、コレは自分でつくったまやかし
ここからクライマックス
普通の生活をして友達とも遊びたかった!
人気小説家としての幸福をすべて捨てて
普通の生活をしたという終わり方それでいいじゃないか
少年は小説家という肩書をすべて燃やして自分の意思を貫く
以上です。
文学少年:水鏡橋(すいきょうばし)から問おう
何故人は価値を付けたがる
かく言う私もそのうちの一人だが
恋のひとつでもすればこの無骨な鉢植えに
一輪の惚けた花を咲かすことも容易いであろう。
(鈴の音)
コダマ:「またまたあ、価値を付け付けられることに
快感を憶えるよう仕組まれた染色体に嘘は付けません。
これは人の運命なのです。
お兄さんも素直になったらどうですかあ?」
文学少年:「人の真似事ばかりして性の悪い
目と耳ばかり肥えて
脳の髄はすっからかんではないか」
コダマ:「私は元々中味なんてありませんから
生まれに託(かこつ)けて
さも同然のような物言いをしているだけなんです
生きる知恵ですよ。
無い中身を探り出すなんて取らぬ狸の皮算用ですねえ
にゃはは」
文学少年:「お前もあと八度生まれ直せば
もう少しマシになろう」
コダマ:「…。それでは今日はもうお暇(いとま)します
本日も良い日をお過ごしくださいね、ではどろん」
(水の音)
文学少年:響かずの池に鯉の咀嚼(そしゃく)音がこだまする。
いつかはこいつも消えてしまうのだろうか
今から百年の時を超えてもその痕跡は残るのか
はたまたこの金木犀のように
(無音)
毎年同じ香りの花を咲かせるのか
(音入り)
文学少年:ええい黙れ黙れ、
私はそんな御託(ごたく)を並べたい訳ではないのだ
「ああ、今朝見た猫はとても美しかった」
それだけで良いのだ。
私は人に頼らぬ
嘯(うそぶ)く感情等灯油をばら撒いて
住処(すみか)諸共燃やしてくれるわ!
文学少年:私に教えてやる
「人とは幸福なものなのだ」と
文学少年:ほっといてくれ、
誤植があろうと直せやしないのだ。
それでもこれは素晴らしくも浅はかな私の物語なのだ。
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