【声劇台本】第五話：モノホンとインチキ【インチキ霊能者召裏の事件簿】

台本：ばね　　◆：　　★：

持ち込まれた依頼が、どうも自分の手に余ると師匠を尋ねた召裏。 師匠は、本物にして最強最高の霊能者である弥勒。 インチキなはずの彼がなぜモノホンのもとで修行したのか…ともあれ旧交を温める。 あ、今更ですけど、便宜上性別、キャラ付けしてますけどそれに縛られなくて全然良いです。ご自由に。 それはそれとして弥勒師匠はまじでどっちとも取れる様にしてるんで、それもご自由にどうぞ。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ ◆召裏（めしうら）：株式会社心霊コンサル代表にして（自称）稀代の霊能力者。 ★弥勒（みろく）：召裏の師匠にして、本物の霊能力者。現世では最強と言っても良いほどの霊能力を持つが、無闇に除霊せず悪霊にすら情けをかける超人格者。なぜ召裏の様なインチキと関わるのか、周囲は疑問視している。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ ◆お師匠様。召裏です。 ★来る頃だと思っていました。 　ちょうどお茶の準備ができています。 　あなたは、干菓子（ひがし）が好物でしたね。 ◆ははぁ、ありがたく頂戴します。 ★ふふふ、いつも通りでいいのですよ。 ◆あ、そうですか？ 　いやぁ、お弟子さんたちの視線がまーチクチクささるもんで 　ちょっとは礼儀正しくした方がいいかな、なんて。 ★あなたの飾らなさ。それも一つの魅力であり才能です。 　僧たちが眉を聳える（そびえる）のもわからないではありませんが、それはそれ。 　彼らの清水の様な清廉さとあなたの雲の様な自由さは 　けして相容れぬものではないはず。そう私は信じていますよ。 ◆なんだか暗に「仲良くしなさい」と諭されている気がするんですが。 ★おや、”暗に”ではなくかなりはっきり伝えたつもりでしたが。 ◆いやぁ、お師匠様には敵わないな。 ★人によって、世界への向き合い方とは違うものです。 　相手の見ている世界と、自分の見ている世界は違う。 　けれど、どちらも同じ世界に暮らしている。 　そのことをほんの少し受け入れるだけで 　この世はもう少し穏やかになるのではありませんか。 　先日もTwitterで ◆お師匠様Twitterとかやってんですか！？ ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ #声劇　#朗読　#台本　#インチキ　#霊能力者　#掛け合い