【朗読】 <詩>イナゴ
朗読:智風セツナ
【朗読】 <詩>イナゴ
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イナゴ
まど・みちお
はっぱにとまった
イナゴの目に
一てん
もえている夕やけ
でも イナゴは
ぼくしか見ていないのだ
エンジンをかけたまま
いつでもにげられるしせいで……
ああ 強い生きものと
よわい生きもののあいだを
川のように流れる
イネのにおい!
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
二本目、『イナゴ』です。
国語の時間に出会ったことがある人が多いのではないでしょうか。
「夕やけ」だったり「イネ」だったりで、なんとなく秋を連想するんですよねぇ。
「強い生きもの」と「よわい生きもの」。
まあ素直にとればそれぞれ人とイナゴなんでしょうが、果たして。
追伸
バッタは嫌いではないですが、突然飛ぶのは心臓にクるのでやめていただきたいです。
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