虚無感が蝕む
あなた
虚無感が蝕む
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「普通の人を見ていると自分が否定されていく」
「自分なんていないのに」
アドリブ・世界観自由です。
厨二全開・愉悦全開でも構いません。
※想定は鬱系ジャンル悲しみです。
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生きていた
白紙のページをめくるみたいに、時間だけを消費して
霧のように曖昧な日々を、虚に見つめていた
僕は、そこに在るだけの人形のように──『何もしなかった』
無限にも等しい時間を
あれだけ時間があれば、なんでもできたはずのに
僕は──『何もしなかった』
ずっと世界が曖昧で、体が鉛のように重いんだ
いつからかそこにいる虚無感は
君との思い出を蝕んで
隠せないほどに大きくなっていた
君との記憶に触れるほど
虚無感は蠢いて僕を締め付ける
それでも、僕は良かった
君に二度と触れられないと知っていたから
だから、君との記憶に縋ったんだ
なのに。なんでかな
もう、君の温度が思い出せない
声も、顔も、言葉さえも
どこかに落としたように記憶が薄れていく
ダメなんだ
それだけは、ダメなんだ
──
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