【声劇台本】グリンゴラムの不名誉【おひとり様用】

朗読者【おなまえ】

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿台 本＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 「グリンゴラムの不名誉」 (※タイトルコールは無くてもいいです) 吾輩の名は「( )」である。(※好きに名前入れて下さい) ……そう。この人間の膝の上で丸くなり 好きなように体を撫でさせているのが吾輩だ。 無論、「( )」というのは仮の名で、 「グリンゴラム・ゾラティエール・ヴァルキリース」 と言うのが吾輩の真の名だ。 無知で愚鈍な諸君らも、「ケット・シー」という 偉大な猫一族の名を聞いたことはあろう？ 何を隠そう、そのケット・シーで 最凶・最悪の大魔法使い。人間の世界に忍び込み 人知れず世界征服を狙う魔王の中の大魔王。 それが、この吾輩なのだ。 だが情けない事に……そう名乗り躍起になって いたのはとうの昔の、若かりし頃の話。 遠い昔過ぎて、吾輩は 「魔法の力」を失ってしまったのだ。 だから吾輩は、その力を取り戻すその時まで こうやって好きなようにさせといてやる。 そうすれば全世界は無理でも、少なくとも、 「人の子1人なら支配出来ている」と その現実に、少しだけ満足できるのだ。 少しだけ。……そう、少しだけだ。(喉を鳴らす) ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿作 者 よ り＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 朗読台本です。 「猫は皆本当の名を持っている」という『キャッツ』 の設定から着想を得ました。たぶん、そんなにバタバタ しないと思います。作者も何度か読んだので大丈夫だと 思います。宜しくお願いします。 アレンジ、アドリブ、語尾に「にゃー」自作効果音 歓迎です。タイトルコールは無くてもいいです のどが鳴らなけりゃ無くてもいいです。 今回も素敵なBGMをnana投稿からお借りしてます 台本使用の際は作曲者様に拍手・コメントお願いします #BGM #オリジナルBGM