【台本】たったそれだけ
台本:リィナ ◆:46くま ◇:コラボ者さま BGM:けーさま
【台本】たったそれだけ
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#台本 #シナリオ #掛け合い #2人声劇 #切ない #リィナ #けー伴奏 #フリー伴奏 #さよなら #ピアノ
素敵な台本をお借りしました!
なんというかこう…儚さと尊さに同時に首を絞められたような感覚ですね
僕の高校最後の夏はチンケな感じで終わりましたがこれからの人!…楽しめよ?
📖📕たったそれだけ
✡一人称・語尾 変更 可
✡アレンジ・アドリブ 可(大幅な改変は不可)
✡性別変更 可
(男女でも女男でも男男でも女女でもどうぞ!)
◆菅谷 静流 (すがや しずる)cv46くま
◇蜂ノ寺 碧 (はちのじ あおい)cvコラボ者様
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◆うだるような暑さが3日続いた高校最後の夏休み、僕は一生忘れられない経験をした。
その日は忘れ物を取りに行った日だ。誰も居ないはずの教室に、そこに居るはずのない人物が居た。
◇「菅谷くん。どうしたの、忘れ物?」
◆そいつは、夏休みを待たずにいじめのためこの世を去った、蜂ノ寺 碧だった──
◇「忘れ物を取りに来たの。…あ、あった、これこれ」
◆そう言って自分の机から取り出したのは何てことない1本のシャーペン。
◇「お守りなの」
◆「蜂ノ寺さん……助けられなくてごめん…。
僕、知ってたのに…」
◇「覚えてない?これあなたのシャーペンだよ」
◆──思い出した。1年の時僕は彼女にそのシャーペンを貸したことがある。貸したことすら忘れていた。
◇「あなたにとってたったそれだけのことでも、私にとっては大切な思い出。支えられてた。返したくなくてずっと持ってたの。ごめんなさい」
◆シャーペンを貸した。たったそれだけの事だったのに。それをあんなに大事にしてくれて、心の支えにしてただなんて。
知らなかったんだ。たったそれだけの事がそんなに嬉しかっただなんて。
◆「ごめん……蜂ノ寺さん……ごめん……」
◇私は、ちゃんとあなたに救われてたよ。
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✡ストーリー
菅谷と蜂ノ寺は1年と3年のときに同じクラスで、蜂ノ寺はいじめに遭っていた。その事実を知る前までは菅谷は普通に蜂ノ寺に接していたし菅谷も明るい性格だった。
3年になってからいじめが生徒の間で明るみに出て、そこで初めて菅谷は状況を知り蜂ノ寺と自然と距離を置いていたがやはり居心地は悪かった。
終業式の日、蜂ノ寺は自殺をする。
モヤモヤするまま夏休みを迎え、教室に忘れ物をした菅谷は担任から教室の鍵を借り扉を開けると、
シャーペンを探している幽霊の蜂ノ寺と出くわした。蜂ノ寺はそれを『お守り』『心の支えにしていた』と言う。
それは、1年の時に文房具の無くなった(盗まれた)蜂ノ寺に、隣の席だった菅谷が貸したシャーペンだった。貸したことすら蜂ノ寺に言われるまでずっと忘れていた。
蜂ノ寺はそれを「あちら」に持って行きたいと希望し、菅谷が頷くと嬉しそうに姿を消した。
知らなかったとはいえ自分の行動が相手の心を揺さぶっていたことに動揺する菅谷。死ぬ前に助けてやれば良かったと後悔する。
しかし蜂ノ寺はそれだけでも十分救われていたと満足していた。
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というのを考えていたらとても1分半では収まらず、これでも減らした方です…(笑)
⚠️コラボしてくださる方は必ず使わせていだいた演奏者の方に拍手・コメントをお願い致します。
素敵すぎる伴奏 けーさま
Comment
7commnets
- 46熊是非聴きに行きます!
- 46熊
- みらきゅるー。コラボ、お邪魔させていただき声を重ねさせていただきました。 女生徒ではないので、少し内容と合わないところがあるかもしれませんが御容赦ください。
- 46熊
- みらきゅるー。とっても素敵でした👏🏻 完成形が出来上がるのが楽しみですね✩.*˚
- 46熊
- リィナ🍬ᕷ˖゜46熊さんっ!演じていただきありがとうございます!ε(っु*ˊωˋ)っु*.° 今思えば、菅谷くんは「蜂ノ寺さんごめん」しかセリフなかったですね…(笑) 泣きそうになりながら謝る菅谷くん……心がきゅっとなりました。 素敵に仕上げていただいて感謝です!