【声劇台本】満月の夜 コラボ用
鈴蘭:おなまえ×影成:かず
【声劇台本】満月の夜 コラボ用
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#和風 #寝狐 #台本 #フリーコラボ #オリジナル #伴奏 #声劇台本 #声劇 #コラボ用 #時代劇 #2人声劇 #カップル
最後滑舌で満つる雪がに聞こえる( ˙-˙ )
あの木の下でお前を待とうの後のセリフ間が時間的に短くなってしまいました
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鈴蘭「月が綺麗でありんすねぇ」
影成「そうだな…」
鈴蘭:今宵も響く鈴の音。あなた様はあまり言葉を多くお使いなさらぬ方だけんども、あの鈴の音が鳴る頃に、わっちは1人、心踊るのでありんす。
鈴蘭「今宵も静かなことで…」
影成「…男がベラベラ喋るものでもなかろう」
鈴蘭「わっちは影成(かげなり)様のお声が聞きとうございます」
影成「…たわけたことを」
影成:それは鳥籠の中に咲いていた一輪の花だった。お前の口からこぼれる言葉は戯れだと知りながら、その甘美な香(こう)につられて馬鹿な男が酔いしれる。
影成「次の満月の晩が来たら、…お前を連れ去ろう」
鈴蘭「ほんでござんすか…?」
影成「お前がその気であるならば。あの木の下でお前を待とう」
鈴蘭:約束とは儚い夢でござりんす。綺麗な月夜にわっちは1人、叶わぬ夢を見たのです。
鈴蘭「影成さま…!影成さまっ…!何故なのです…わっちと約束したではありませぬかっ…!」
影成:すすり泣く遊女の声を聴きながら、誓いを立てた。二度とその目に触れぬことを。わたしを憎んで生きるが良い。わたしを生涯忘れぬために。
鈴蘭:遠くで鈴の音が聞こえた気がして
影成:今宵も空を仰ぎみる
鈴蘭:叶わぬ夢の続きをと争(あらが)う様を
影成:満つる月が嗤(わら)って見ていた
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