【声劇台本】悪魔の誘惑〜独裁か孤独か〜
台本:ばね 読んだ人:
【声劇台本】悪魔の誘惑〜独裁か孤独か〜
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悪魔の誘惑第四弾。
今度はとある国家の独裁者を誘惑するようです。
悪魔にこれと決まった形はありません。
男でも女でもロリでもじじいでも、なんか不思議な生き物でも頭の中に響く声でもいいでしょう。
一人称は便宜上「私」で統一してますが、そこ含めて口調なんかもご自由にいじっていただいて構いません。
BGM作者様に拍手等よろしくお願いします。
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やぁ、ちょっといいかな?
おっと、そんなに驚くとは思わなかった。
警備はどうしたって?
私には、扉があればそれで十分なんだ。
なんせ、私は悪魔だからね。
心に不満を抱えた人間のもとに現れて
その奥底の望みを叶えてあげる気の良い隣人だよ。
充血して落ち窪んだ目、アルコールの摂りすぎによる脱水症状
お肌もカサカサで手の震えは止まらない。
わかるよ、君は大きなプレッシャーに晒されている。
国の行末がその頼りない両肩に乗っているわけだからね。
おやおや、いきなり拳銃とは穏やかじゃないな。
この服結構気に入ってたのに穴だらけだよ。
話を続けて良いかな?
君の不安についてはよく理解している。
国民には強気のプロパガンダを打っていても
内心では大国相手にどう渡り合っていくべきか答えが見つからないんだろう。
君が一言「契約する」と言ってくれれば
その難問に対する決断力と解決のための力を与えると約束しよう。
会議の時に君がいつも片手で弄ぶミサイルのボタンを
気軽に押すだけの気概も手に入る。
支配者とは、君のように民草のことを考え苦渋の末に大きな決断を下せるものがなるべきなんだ。
大丈夫、私は味方だよ。約束は守る。
何せ、悪魔は契約にうるさいからね。
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#声劇 #悪魔 #誘惑 #セリフ #吹き替え風
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