【声劇台本】夏、憂い。

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やってみたバージョン。んんん？ 求めてたのはちゃうんだあああ　音量注意。 暑さでどうにかなりそうな夏と 陽炎ように歪んだ、私と君。 「ずっとずっと、ずっとずっと好きなの」 完璧なシナリオも、用意された脚本も、 正解も間違いも社会的価値観 知識 思考もいらない。 そんなの、不必要だ。 そんな単純な言葉で、この思いを縛らないで。 「私はずっと君に焦がれて焦がれて」 「息をするのも、苦しいの、惜しいの」 ふたりぼっちの世界を 熱くて気怠げな太陽だけが睨んでいた。 「君は、私の思いを本当はずっと前から 見透かしていたんでしょう？」 それでも何も出来ない優しい君だから 愛おしい、淡くて 消えそうな 弱さに 漬け込んでも 何も出来ずに優しく受け入れてくれるんでしょう？ 「君の前だけ、私は、私でいれるから 　　　このままずっとふたりでいようね」 汗ばんだ手を固く掴んだらもう...後戻りは出来ないから このままどこまででもふたりで、逃げよう。 「...っほんと、怖いくらい 好き」 互いの滲んだ笑顔に、気付かない振りをしてどこまででも。