【二人声劇】雨、隻眼
「Anmary」×『』
【二人声劇】雨、隻眼
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#声劇 #2人声劇 #掛け合い #mitagraph #BGM #雨
感情を抑えつつ、でも棒読みにならないようにと思うととても難しいです。私はすぐ、早口の棒読みになってしまいますから。
単調な雨の音だと感情の乗せ方にも苦労する気がします。私だけかな。BGMがあると、なんとなく声の雰囲気の出し方とか、感じ取れるような気がするのですが。
でも雨の音は、聞いていると素直に眠りに落ちることが出来るので、寝る時はいつもかけてます(笑)
今回はとても素敵な台本をお借りしました。ありがとうございました!
以下、台本からコピペ(2020.08.20)
「アナタの右目の傷跡
雫の通り道みたいだと思ってました
いつも血しぶきや雨に打たれていたから
気付かなかったけど
こういうのを、『綺麗』と言うのでしょうね」
『そんなふうにぬかすのはお前くらいのもんだな
みんな負け犬の証だと揶揄(やゆ)してきやがる』
「そうなんですか?
私はいつも、この窪みから水滴がたれるのが
美しいと思っていました
でも、私は
人として大切なものが欠けているらしいので…
なんとも」
『相変わらずなやつだ…
にしたって、なんでまたこんなとこ来た
ま、あらかた予想はついてるが…』
「…隻眼(せきがん)となったアナタは
最早戦力外だと…
上の命令です」
『だろうな
そして、機密の作戦に参加していた俺へ戦力外通告ってことは
ベラベラ回る口を首ごと、ってわけだ』
「…介錯は、私が」
『…頼んだ』
「何か、言い残すことは…?」
『…まあ、この傷を褒めてくれてありがとうよ
俺にとっちゃ
お前を守った名誉の勲章みたいなもんだからな
…達者でな』
「…泣いて、いるんですか?(震える声)」
『…馬鹿野郎、雨だよ(震える声)』
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