よだかの星 (朗読)
BGM🎶Mieco 文 宮沢賢治 朗読 星猫
よだかの星 (朗読)
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宮沢賢治作、よだかの星の一部です。
需要は無視の方向です。私がやりたいだけのやつです
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霧がはれて、お日さまが丁度東からのぼりました。
夜だかはぐらぐらするほどまぶしいのをこらえて、
矢のように、そっちへ飛んで行きました。
「お日さん、お日さん。どうぞ私をあなたの所へ連れてって下さい。やけて死んでもかまいません。私のようなみにくいからだでも、やけるときには小さなひかりを出すでしょう。どうか私を連れてって下さい。」
行っても行っても、お日さまは近くなりませんでした。かえってだんだん小さく遠くなりながら、お日さまが云いました。
「お前はよだかだな。なるほど、ずいぶんつらかろう。今度そらを飛んで、星にそうたのんでごらん。お前はひるの鳥ではないのだからな。」
夜だかはおじぎを一つしたと思いましたが、急にぐらぐらして、とうとう野原の草の上に落ちてしまいました。
そしてまるで夢を見ているようでした。
体がずうっと赤や黄の星のあいだをのぼって行ったり、
どこまでも風に飛ばされたり、又鷹が来てからだをつかんだりしたようでした。
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