「箱庭を騙る檻の中で
禁断の海馬に手を加えて
驕れる無能な創造神にでも
成った心算なの…」
「我々を楽園へ導ける箱舟は
哀れなる魂を大地から解き放つ
救いを求める貴女にArkを与えよう」
≪Arkと呼ばれた物≫は
月光を受けて銀色に煌…
想い出まで裏切った
冷たい言葉の雨
幸せだった二人
永遠に届かなくなる前に…
「ねぇ何故変わってしまったの?
あんなにも愛し合っていたのに…」
涙を微笑みに換え詰め寄る
≪Arkと呼ばれた物≫
を握って…愛憎の箱舟
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