【声劇台本】学者の追求
読み手:抹茶みるく 台本:さくら
【声劇台本】学者の追求
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仕事熱心が悪い方に向いた感じが凄い切ない
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犯罪心理学者の彼。
忙しくて、なかなか会えなかった彼女との
楽しいひと時。のはずだったが、、、?
仕事にのめり込み過ぎた彼の末路は。。
【台本】
え?今やってる案件?
珍しいな。
君が僕の仕事の話を聞いてくるなんて。
まぁ仕方ないか。
こんだけ会えてなかったんだもん、
何やってたか気になるよね。
今は、この前隣町で起きた
殺人事件の加害者の研究を担当している。
毎日考えて、考えて、ずっと考えてる。
で、その加害者の考えや行動を
研究する為に、毎日朝から晩まで仕事してるわけ。
だけど、どうしても彼の気持ちまでは
理解してあげられないんだ。
もう少しで、わかりそうなのに。
笑って楽しく話してたのに
ほんの些細なきっかけで
急に愛する彼女を殺したくなったんだって。
不思議だよね。愛しているのに。
ほんの些細なきっかけって何だろう。
こうやって、2人で家の中で仲良く
くつろいでたんだって。
僕達と一緒だったのか。。。
ねぇ、愛する人に殺されかけた時の
恋人ってどんな表情をするんだろうか。
今なら彼の気持ち、理解してあげられるかもしれない。
もっと、理解してあげたいんだ。
そうだ、君の殺される表情を見たら
きっと、僕は彼を理解できる。
ねぇ、僕に殺させてよ。愛しているよ。
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