アンネリダタンツェーリン 宮沢賢治
茶暮音
アンネリダタンツェーリン 宮沢賢治
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またしても、#宮沢賢治 の好きな詩を勝手に曲をつけて歌いました。長い詩なので最初の一部だけですが…
蚊もボウフラも嫌いですが、この詩だけは好きです。
♦︎カッコ無しver
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蠕虫舞手《アンネリダタンツエーリン》
宮沢賢治
(えゝ 水ゾルですよ
おぼろな寒天《アガア》の液ですよ)
日は黄金《きん》の薔薇
赤いちひさな蠕虫《ぜんちゆう》が
水とひかりをからだにまとひ
ひとりでをどりをやつてゐる
(えゝ 8《エイト》 γ《ガムマア》 e《イー》
6《スイツクス》 α《アルフア》
ことにもアラベスクの飾り文字)
羽むしの死骸
いちゐのかれ葉
真珠の泡に
ちぎれたこけの花軸など
(ナチラナトラのひいさまは
いまみづ底のみかげのうへに
黄いろなかげとおふたりで
せつかくをどつてゐられます
いゝえ けれども すぐでせう
まもなく浮いておいででせう)
赤い蠕虫舞手《アンネリダタンツエーリン》は
とがつた二つの耳をもち
燐光珊瑚の環節に
正しく飾る真珠のぼたん
くるりくるりと廻つてゐます
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オリジナル曲
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