【声劇】友情の蜃気楼
読み手: BGM:ritoさん 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】友情の蜃気楼
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帽子屋モカさんから「蜃気楼」のお題をいただけたので
書きました。
お暇なら読んでみてください。
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親友って何だろう
信頼できる人間をそう呼ぶのか、気の合う人間をそう呼ぶのか
俺とアイツの間で、そんなくだらないことを考える必要なんてなかった
俺たちは心と心で通じ合っていたんだ
「お前も…有彩が好きなのか?」
同じ人を好きになってしまった、その日までは
「は…?譲るってなんだよ…
俺もお前も有彩に告白だってしてねえだろ!
なのに、譲るなんて…そんな意味わかんねえこと言うんじゃねえよ!」
俺は初めてアイツと喧嘩した
それ以来、あいつとは1度も話してない
クラスも違うのに毎日話して、毎日遊んで、一緒に過ごしていたのに
どうしてこうなっちまったんだろう
俺は有彩に告白できていない
アイツも、結局告白していないらしい
「蜃気楼?熱い空気と冷たい空気のせいで、景色が歪んで見えたり逆さまに映ったりすること…夏などには都心でも見られる…か」
俺はあの日なんでアイツがあんなこと言ったのかわからなくて…別の奴と話しているみたいだった
「はは…まるで蜃気楼だな」
蜃気楼は時間がたてば消えて本当の姿を見ることができる
俺たちもそうなのだろうか
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※何しても大丈夫です
#炭酸水の台本
Comment
3commnets
- みらきゅるー。お借りしましたぜ👍🏻
- しらたまくんお借りしました!!!
- 帽子屋モカお借りします〜! ご提供ありがとうございました! また借りるかも知れません、、、🥺