声劇【母へ、僕より】

読み手:ひでぼー / 台本:けー

この台本、けーさんという方の実体験だそうです。初見で読んだとき、ぐっときた。気持ちがこもっているって感じるからこそ一つ一つの言葉を大切に読みました。 「ピアノ教室へ通えなかったからこそ思う」 実体験っていろんな環境や背景があって、今があるっていう構図が好き。 それを表現しようと納得いくまで、40takeくらいしました。何度とっても少し時間が余ったので、物語を壊さないようセリフを入れてみました。少し変えたが、どうでしょうか？ ※滑舌悪いです。 良かったら、聴いてください‼️ -本文- 小さい頃の思い出。 アニメのヒーローも、カッコイイおもちゃも、友達と遊ぶゲームでさえ、僕とは縁がない記憶。 家にあったおもちゃのピアノだけが僕の唯一溶け込めるものだった。 周りの人達はピアノ教室に通っていて、それを僕は羨ましそうに眺めていたっけな。 母にお願いするも、恥ずかしながらうちにそんなお金はなかった。 時は過ぎ、大人になった僕。 人は 何かを始める時に、誰かの真似を目指して努力している。 まるで遠くの空を、太陽を、掴むような姿。 僕は思うんだ。 "真似ではなく自分なりのカラーを"ってね 先の見えないゴールを目指しても自分は見つからなかったりする。 ピアノ教室へ通えなかったからこそ思う。 お金はなくたってその気になれば出来ない事はない。 そんな海のような広い心を持った母から教わった、気がしたんだ。 『ありがとう!お母さん、 これからも自分らしく生きていくよ❗』 #けー伴奏 #フリー伴奏 #母へ #ピアノ #オリジナル #共通テーマ企画台本