【予告風声劇】connect
BGM『Original Piano BGM (喪失心)』シュリ様 台本min ☆お名前×★お名前
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BGMは、シュリ様の『喪失感』という曲をお借りいたしました。私はシュリ様に起こったとある事情を知らず、曲をお借りしていました。
そのことに対するお詫びと、これまでとこれからへの感謝を込めて作らせていただきました。
大切に使っていただけると、幸いです。
ーーーココからーーー
☆「あなた、何をしているの?」
★「僕はオン。調律師だよ。この楽器を治しているのさ。」
☆「何を言っているの?その楽器はおばあちゃんが赤ちゃんの時からずっと壊れているのよ?」
★「いいや、壊れてなんかいないさ。僕にはこの子の声が聞こえたからね。」
☆「声…?楽器が喋るはずないわ。物なのに。」
★「物じゃないよ。彼らにも心があって気持ちがある。僕には彼らの気持ちが分かる。ゆっくり相談してこれからどうしたいか、一緒に決めるのさ。」
(ガヤ)↓
「昨日から音が出なくなってしまったの、早くして頂戴。3日後にはコンサートなのよ?」
「おい坊主!早く治してくれ!!時間がないんだ!!早くしないと……!!」
「お姉ちゃんが亡くなって、音を響かせてくれないの…。お姉ちゃんだったら…よかったのかな…。」
[楽器たちの声]
★「うっ…」
☆「オン!」
★「ごめんごめん…もう大丈夫だから。」
☆「オン…私も手伝う。」
★「え……?」
☆「私も、調律師になる!!」
★「だから…嫌だったんだ…!どうして…どうして!!」
☆『connect』
4月4日 調律開始。
★「君の音(こえ)を…聞かせてくれよ……!」
ーーーココまでーーー
【あらすじ】
この世界の国には一つとして同じ楽器は存在しない。彼らは一つ一つの心を持ち、持ち主、あるいは自発的に壊れてしまう。それを治せるのは彼らの心の声が聞こえる『調律師(コネクター)』のみ。『調律師』であるオンは、苦しむ楽器を探し、サンの家へとたどり着く。
これは、心と、命と向き合う少年少女のお話。
★オン
→不思議な楽器のたった1人の調律師(コネクター)の少年。優しく、思いやりに溢れ、誰よりも楽器を愛している。楽器の声をいち早く聞き取り、治しに行く。
☆サン
→不思議な楽器を持つ家の一人娘。常識人で真っ直ぐな女の子。調律師の仕事に疑問を持っていたが、オンの仕事ぶりに心打たれ、オンに調律師の仕事を教えてもらうが…?
【参考】
・ガヤや楽器の心の声は、演者の皆様自ら入れてくださると嬉しいです。もしくは、なくても構いません。
・ガヤ1人目
高貴なご婦人。不思議な楽器を使った演奏家。イライラしやすく、乱暴に引いてしまうこともしばしば。
・ガヤ2人目
死期が目前に迫る老人の男性。何か急ぎの用があるようで…?
・ガヤ3人目
姉を亡くした妹。姉が亡くなった途端、不思議な楽器が音を響かせてくれなくなる。
・調律師の仕事は気持ちを楽器たちに持っていかれてしまうと、死んでしまうという危ない仕事です。
オンの仲間は全てそれが原因でいなくなってしまいました。
・必ず一本の小説として、受験が終わったら完成させます。最後まで描ききりたいです。nanaで声劇の形とするかは未定です。
#シュリオリジナル #シュリBGM #調律師 #調律
#命 #伝えたい
Comment
1commnets
- みらきゅるー。とっても素敵な台本だね。 こういう世界観大好きです。 吹奏楽部出身で音楽やってるからなのか、すごく自分の気持ちにもリンクしやすいなぁ、って感じたなぁ。 色んな方の目に止まって、色んな方が大事にその人の背景に合わせて演じてくれる作品になるといいね ✩°。⋆⸜(*˙꒳˙* )⸝