Lapis
DJ KIZUNA
Lapis
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Nazia - since 2995 vol.8
Subway fiction vol.11
【Track】Lapis / DJ KIZUNA
【声劇台本】Lapis
【AI】
ナジアとユイは
互いの戦士鉄砂の出力を同期、同調させながら
ただひたすらラピスへと向かっていた。
【ユイ】
「ナジア、もう少しよ!」
【ナジア】
「ひ、光が見える」
【ユイ】
「私たちの星。」
「水の隆起、清水の惑星...」
「ラピスよ」
【ナジア】
「と、とても蒼い!」
「なんて蒼さなんだ!」
【AI】
ナジアは焦燥感を覚えた。
ラピスという星を目の前にして
躍動する自分を隠せない。
【ナジア】
「もっと良く見たい!」
「もっとあの星を知りたい!」
「あはははは!なんて大きいんだ!」
「あはははは!やったー!あはははは」
【ユイ】
「.....」
「よかった、貴方を連れてきて」
「ナジアにラピスを魅せられて」
「本当によかった」
【ナジア】
「ありがとう」
「ありがとう、ユイ!」
【ユイ】
「.....」
「さぁ降りるわよ!」
「離れないでね!」
【ナジア】
「うん。分かった」
【AI】
こうしてナジアとユイは盲目の旅の終着地である
蒼く輝く星、ラピスへとたどり着いた。
ラピスの大気は、ナジアとユイを優しく迎えいれた。
損傷の激しい戦士鉄砂が二台、肩を寄せながら、
ヒューイッド大陸北側の雪原地帯に着地した。
*ラピス
水の隆起により、上昇水圧を利用したエリス文明の星。
*ヒューイッド大陸
ラピス3大陸の内の一つ。清水の恩恵を受けている。
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