【二人声劇】欠陥する愛について
◇イリー:みつばち ◆シン:ソウスケ
【二人声劇】欠陥する愛について
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なにこれ悲しい
(1:30〜)
◆ 「おはよう、イリー。調子はどう?」
◇ 「おはよう、シン。問題ないわ」
◆ 真っ白な部屋の中で、たったひとつ、色をまとう君はひどく綺麗だった
◇ 私の世界の中で、たったひとり、あなたは温もりを教えてくれた
(1:11〜)
◆ 「まさか本当に好きになるなんて……、」
◇ 「その恋は叶ったりしない、」
(同時に)
◆ 「だって彼女は、」
◇ 「だって私は、」
◇ 「___機械なのだから」
(そう願っても〜)
◆ 「――それでも、君の名前はイリーだ」
(グッバイ 君の〜)
◆ 「他の感情は規定数値を満たしているのに、どうして愛情だけ……っ」
◇ 「随分前から気付いてた。でも分からなかったの」
◆ 「僕のことを好きだって言うだけでいい」
◇ 「そんなの意味がないことくらい分かってるでしょう?」
◆ 「でも……っ、このままだと君は廃棄処分になってしまう、」
(グッバイ それじゃ〜)
◇ 「……貴方はどうか、幸せになって」
◆ 「ふたりじゃなきゃそれは不幸だよ」
◇ 「どうにかしようとして、出来なかった」
◆ 「っ、離せ!嫌だ、お願いだから待って、イリー……ッ!」
(確かなことが〜)
◇ 「__本当に、愚かで馬鹿なひと」
(綺麗だ〜)
◆ 「ねぇ、イリー、××××」
(0:08〜)
◇ 「……嗚呼、けれどきっと、私も貴方と同じくらい愚かね」
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