紫のクロッカス
エリオット「 ぼーやん」リリィ『 雨』
紫のクロッカス
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演じた後、大切にしていきたいなと思った声劇です。本当にこれ以上言うことはないくらい。大切にしていきたいなと思ってます。
脚本の方。雨さん。本当にありがとうございました。
時間の都合で言えなかったセリフを「どんなに言うことなく。尚且つ、自然に見せる方法はないかな。」と色々考えました。
本当にありがとうございました。心から感謝します。
▶︎エリオット 「ぼーやん」▷リリィ 【雨さん】
(風の音)
「ねえ、みてリリィ!空って本当に青いんだね‥!」
『もうエリオットったらはしゃぎすぎよ‥』
▶︎小さな箱から逃げ出した僕たちは白黒で書き留められた"ソレ"を生まれてはじめて目にすることがたまらなく嬉しかった。
▷その時は、ただ、笑う彼が愛おしかった。わたしたちの選択が正しいのだと‥思っていた。
(掛け合い少し食い気味で)
『ねえ、エリオット!明日はあの丘にいこ?綺麗なお花が咲いているんだって!』
「リリィ、お花なんて好きだったっけ?施設にいた頃は本ばかり読んでたのに」
『それはお互い様でしょう?‥あんなのもう、うんざりよ‥』
▶︎僕たちはつくられて生まれてきた。
▷私たちは決められて生まれてきた。
(鐘の音)(こちらも掛け合い食い気味)
「目を開けてよリリィ‥!」
『ごめんなさい‥思っていたよりも早かったみたい‥」
「ねえ、この気持ちはなんていうのかな?‥どうして涙がとまらないの‥?」
『きっとまだ私たちの知らないことが沢山あるんだわ‥でもね、エリオット‥わたし、貴方の悲しんだ顔を見ると胸がいたむの‥それはきっとね‥』
▷私たちは初めから間違えていた。後悔しても戻らない時間だけが記録として記される。
▶︎繰り返される物語のほんの一部だったとしても、僕たちは確かに愛を育んでいた。
いつか君に紫のクロッカスを添えて
(ノイズ)
「やっと分かったよ、リリィ」
●あらすじ
出来の良い人間だけを産み出そうという政府の目論見により細胞から創り出されたリリィとエリオットは真っ白でなにもない白塗りの施設で育て上げられた。
知能数値が限りなく高い彼らだが外の世界を知らず書物に記された世界で生きることに退屈を覚え始める。
脱走を決めたエリオットについていくリリィだが、彼女が産まれつき身体が弱いことをエリオットは知らない。彼女にとってあの小さな箱を抜け出すことは別れへのタイムリミットを意味する。
その合理的に欠ける彼らの行動の根本にある気持ちに名前をつけるならばそれはきっと‥?
少年少女のあまりにも短すぎる小さな冒険の物語。
紫のクロッカスの花言葉【愛の後悔】
【声劇プレイリスト】https://nana-music.com/playlists/3101533
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