声劇「星の孤独」

台本 るん太

声を発信し続けて、 誰よりも声を望んだのは僕でした ましゅたんが教えてくれた、素敵な台本様。 ーーーーーーーーーーーーー あ、あー…300回目の発信です。 地球から避難してこの星に辿り着いて約355日が経ちました。 地球の時間にしたらもうすぐ1年です。 今回は報告があります。 宇宙船はもう、直りそうにありません。 とうとう水も食料も底をつきました。 ……このまま待ち続けて誰も来なければ死ぬだけ。 不思議と悲しくはないです。 1年頑張った自分を褒めたいくらい。 ………ただ、寂しい。 死の恐怖を慰め合うことも、1年間よく頑張ったと喜びを分かち合うこともできない。 寂しいです。 聞こえていますか？ 誰か、僕の声は聞こえていますか？ 返答を、返事をください。 最期に、声を聞かせて…。 …っ、ごめんなさい、弱音を吐きました。 もしかしたらこれが最後の発信になるかもしれません。 いつ届くかわかりませんが…、届かないかもしれないけど。 誰かが僕の声を見つけてくれたら嬉しいです。 それじゃ…。 ーーーーーーーーーーーーー 拍手、コメント、リポスト、リスイン ……待ってます #声劇 #一人声劇 #朗読 #台本 #るん太の台本 #シリアス #切ない #泣ける台本 #まなたん