大きな柄杓と小さな柄杓の話
aegis
大きな柄杓と小さな柄杓の話
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こんばんはー!声劇ユニット~演~の6月企画です♪
今回はaegisさんの朗読です!
渋くてとても上手いので是非聞いてください♪
北の空に浮かび、沈むことの無い大きな柄杓(ひしゃく)。
誰もが見つけられる「北斗七星」です。
そしてそのすぐ脇に小さな柄杓。「小北斗」と呼ばれています。
それぞれ、北斗七星はおおぐま座、小北斗はこぐま座の1部です。
これは、引き離されてしまった、親子のお話。
カリスト、というニンフがいました。
月の女神「アルテミス」に仕えていた女性です。この美しさに心を惹かれてしまった大神ゼウスはカリストを愛してしまうのです。
やがてゼウスとの間に子どもを授かったカリストですが、ゼウスの妻であるヘラからの怒りを買い、恐ろしいクマの姿に変えられてしまうのです。
子どもはアルカスといいました。
彼は腕のいい狩人に成長していました。
森に入ったアルカスは大きなクマと出会います。
そのクマは、最愛の我が子との再会を喜ぶ、母カリストだったのです。
それを知らずに矢を放とうとした時、突如二人の間に竜巻が起こり、アルカスも子グマの姿に変えられ、そのまま天に昇り、離れないように、と沈むことの無い星座になった、というお話です。
次回はどんな物語が星達から聞けるでしょうか。
次のページを覗いてみてください。
第3話です♪
https://nana-music.com/sounds/0580bb4c
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