💐Sincerely
🐰アリア×🌱ドルチェ
💐Sincerely
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「さよならは苦くて」
『アイシテルは遠いにおいがした』
🐰×🌱 Junebride💐Story
【Sincerely/TRUE】
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「お花、買いに行こうよ!」
ある朝、アリアは桃色の髪を揺らしそう言った。
ドルチェは突然の誘いに驚きを隠せずに聞き返す。
「突然どうしたの?」
「うふふ、それがね...」
そう言ってアリアは持っているスマホを目の前に突き出し、占いの画面を見せた。
「今日のラッキーアイテムはお花!!うちってなんにも飾りがなくて殺風景だし、丁度いいでしょ?」
親がいない二人はひとつの部屋に一緒に住んでいるのだが、確かにきちんと整頓された部屋には飾りがひとつもない。まだ学生の2人がこんなにも綺麗な状態で暮らすことが出来るのは綺麗好きのドルチェのお陰だった。
「それに...久しぶりに2人ともバイトがないでしょ?ドルチェと遊びに行きたいな...なんて。」
その言葉が決め手となり、2人はお出かけの準備を始めた。
訪れたのは大きなショッピングモール。
洋服を見るのは楽しいけれど、バイトと補助金で生計を立てている2人にはすこし高い買い物。
今までは必要なものだけを買うようにして、慎ましく暮らしてきた。2人でいればなんだって楽しくできる。そう言い聞かせて。
2人が歩いていると突然、
「見て見て、ドルチェ!!」
はしゃいでいるアリアが指さしているのは純白のウェディングドレスが飾られているショーウィンドウ。今月は6月。ジューンブライドの季節で
「私もいつか、こんなに素敵なドレスが着れるのかな...?」
その眩しさに目を細めるようにして呟くアリアがウェディングドレスを着てる姿を想像したドルチェは、その隣に誰がいるのかを考えてしまい、何も言うことが出来なかった。
ショッピングモールを出た2人は、帰り道に近所の花屋へ向かう。アリアはスキップをしてまるで飛んでいってしまいそうな軽やかな気持ちだが、ドルチェはさっきのことを思い出して少し気分が沈んでいる。なんであんな想像をしてしまったのだろうという不安が頭をぐるぐると回り、歩いているうちに花屋へ辿り着いた。
「ねぇ知ってる?バラって本数によって意味が変わるんだよ!確か...1本で「あなたしか居ない」、3本で「愛しています」、11本で「最愛」!」
「色で変わるって言うのは知っていたけど、そんな意味があったのね...!」
「そして、108本で...「結婚してください」。」
「...!」
「ふふ、今の季節にピッタリだと思わない?108本はなかなか買えないけど。...そうだ!それじゃあお互いに1本ずつ好きな色を買って2本にしようよ!!」
「2本の意味は?」
「「この世界は2人だけ」!!」
2人はお互いに顔を見合わせてふふっと笑うと、思い思いにバラを選び始めた。アリアが赤を選んだのを見て、ドルチェは白に決めた。
そして家に帰って、少ないけれど華やかな2本のバラを飾った。それを嬉しそうに眺めるアリアを見ながら、ドルチェも微笑んだ。
赤と白のバラを組み合わせた時の特別な意味を、アリアはまだ知らない。
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―lyrics―
(🌱)知らない言葉を覚えていくたび
おもかげのなか手を伸ばすの
(🐰)だけど一人では分からない言葉も
あるのかもしれない
(🐰/🐰)さよならは苦くて
(🌱/🌱)アイシテルは遠いにおいがした
(2人/🌱)例えようのないこの想いは
(🐰)とても怖くて
(🌱/🐰)だけどとても愛おしくて
(2人/🐰)わたしなんで泣いているんだろう
心になんて答えたらいい?
(🌱/🌱)言葉はいつでも語るでもなくて
(2人/🌱)そこにあるばかり つのるばかり
(🐰)わたしはあなたに会いたくなる
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―cast―
🐰アリア cv.ねむみ
(https://nana-music.com/users/8276750)
🌱ドルチェ cv.ほしぞらまや
(https://nana-music.com/users/7016267)
🐰×🌱
https://nana-music.com/sounds/0541d848
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―tag―
#ANGELUNA #Sincerely
#アリア #TRUE
#ドルチェ
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素敵な伴奏をありがとうございました✨
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#ヴァイオレットエヴァーガーデン
#ベース #ギター
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