狂人独奏曲
名無し コラボ者様 ナレーション コラボ者様 台本 銀河鉄郎
狂人独奏曲
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【WARNING!!】
本作品は閲覧・コラボ・視聴全てにおいて精神的トラウマやショックを起こす可能性がございます。
十分に考慮した上で、下記にお進み下さい。
申し訳ありませんが、責任は一切負いません。
本作品は無音となっております。
演出によるものなので、SEやBGMを使用するのは御遠慮頂きます。
登場人物紹介
名無し
「狂人」と呼ばれた男。年齢不詳、出生地不明。分かる事は、「人に危害を加える事は無い」という事と「同じ場所でずっと何かを叫び、頭を打ち続けている」という事のみ。
*本編下に解説があります。
ナレーション
以上、2人声劇
本編↓↓↓
ナ『ここはとある町。かつてここには「狂人」と呼ばれた男がいた』
名「助けてくれ」
ナ『彼は人に危害を加えない』
名「誰か助けてくれ」
ナ『ただ、そこにいるだけだ』
名「…俺が悪いのか?」
ナ『ただ、そこで大声を出して、何かを訴えかけているだけだ』
名「弱い俺が悪いのか?」
ナ『誰も見向きもしない。事情も聞けない。
______________________________いや、聞かない』
名「そうか…そうだよな。
関係ないもんな。
…俺が勝手に傷ついてるだけなんだよな。
分かってるさ。
じゃあ、この感情はどうしたらいい?
俺は…どうしたら良かったんだ?
分からない…わカらない…分から…ナイ…」
ナ『彼の中で』
名「ア゙ア゙…」
ナ『何かが』
名 「うわ…ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
ナ『壊れた』
名「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!!!!!!!!」
ナ『彼はただそこにいるだけだ』
名「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!っぐっあっうア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
ナ『人は彼を』
名「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!うわっ、あっ、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ハァっ、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」
ナ『狂人と呼んだ』
サンプルのセルフコラボ
https://nana-music.com/sounds/057f21b3
コラボしてくださった方↓↓↓
楠木さん(名無し&ナレーション)
https://nana-music.com/sounds/057f7ca2
解説:幼い頃に天涯孤独となった浅村和彦(名無し)は、友達と呼べる友達も居ないまま人生を過ごしてきた。そんな彼が唯一幸せだった事。それは愛する妻と娘がいる事だった。
しかし幸せは長く続かなかった。
無差別テロにより、愛する妻と娘を失う。
周りの人間は彼に同情した。
だが、同情されただけだったのだ。誰も彼に寄り添ってはくれない。
心に空いた穴を、誰も埋めてくれやしない。
いつしか彼にとって、同情や労いの言葉は非常に耳障りとなり、遂に彼は誰も受け付けなくなった。
しかし独りはやはり寂しく、辛く、例えようのない孤独感に苛まれた。
気づいた時にはもう誰もいない。
両親や、親戚、愛する妻も、娘も、友達も、誰も…誰も…
結果、和彦は発狂し、街角で三日三晩叫び続けながら壁に頭を打ち続けていた。
この状態になれば、もはや誰も近づけない。いや、近づかない。
街ゆく人は白い目で見ていくばかり。
そして和彦は飢えと痛み、孤独に苦しんだまま、血の涙を流しながら死亡する。
解剖された彼の胃の中から出てきた物は、指輪。胃液によって溶けかけた妻と娘の写真。
誰にも理解されないこの世よりも、妻と娘が笑顔で待っているあの世の方が、彼にとっては良かったのかもしれない。
この物語はフィクションです。モデルとなる実話が存在しますが、ここでは 伏せます。
Comment
4commnets
- 銀河鉄郎@シモダ歌劇
- 銀河鉄郎@シモダ歌劇
- 楠木玲@シモダ歌劇おかりしました。 すごい、難しかった! また世界観を表現できるように挑戦します!
- 限界声帯Teenager🦄ほうちゃん素晴らしい…! 生きてる!!やるならナレーションしか出来ないと思うけど、このパワーは素晴らしい…!! さすがてっちゃん……!!