ハピドリ恋愛ボイスドラマ(運動会編)
ヒロイン:雪だるまさん 台本:はがね BGM:みよん様
ハピドリ恋愛ボイスドラマ(運動会編)
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6月に入り、慌ただしい運動会が始まった。
まぁ授業がない分、楽は楽なんだけど、私は複雑な感じでいた。
なぜなら、あいつは徒競走がずば抜けて早い。
運動できる男子がこんなにモテるのは、よくわかった気がする。
私はあまり見たくなかった。好きなやつが女子にキャーキャー言われるんだもの。
そんなことを思っていたら私の番だった。
こう見えて、私は運動は得意ではない。だからこそ、あいつには見られたくはなかった。
ピストルが鳴り、走り出す。今日の私、なんか身体が軽い?これなら、勝てる気がした。
その時だった。
カーブで滑って転んでしまった。
「いててて、、」
恥ずかしい。みんなの注目を浴びた。
気がついたらあいつが駆け寄ってきた。
心配するあいつ。大丈夫か?って。
そうだよね、優しいよね。こいつは本当に。。
それから私は、更にこいつが好きになっていく。
どうしてくれるんだ。。
高鳴る鼓動、、聞かれませんように。。
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